外貨建て保険(ドル建て保険)で分散投資とは?

外貨建て保険(ドル建て保険)

外貨建て保険に加入するメリットの一つに、分散投資があります。
しかし、保険が分散投資になると聞いてもピンとこない人もいるでしょう。
外貨建て保険には、本当にそのような効果があるのでしょうか?
また、そもそも分散投資は必要なのでしょうか?
外貨建て保険と分散投資について、解説します。

分散投資とは?

株などに投資する際は、常にリスクも考えておかなくてはいけません。
株価が上がればいいのですが、大きく下がった時などはそれに対応する手段が必要となるのです。

投資する株とは反対の値動きをする株や、関係のない値動きの株などに投資したり、あるいは投資信託など別の金融商品に投資したりといった投資の方法を、分散投資と言います。
分散投資はリターンを平準化し、大きな損失が出ないようにするためのものです。

これは、何も株に限ったことではありません。
日本に住んでいれば基本的に日本円を保有していて、日本円の資産も少なからず保有しているでしょう。

しかし、急に円安となって日本円の価値が大幅に下がってしまったとしたら、どうなってしまうでしょうか?
日本国内にいる場合は特に問題を感じることはありません。
しかし、仕事や旅行で海外に行った時には、保有する日本円の価値が下がっているため、円高の時よりも、得られる外貨が少なくなってしまいます。

2022年10月にも、1ドル150円を突破して大幅な円安となり、それ以降も円安傾向が続いているのですが、今後再び急激な円安が起こらないとは言い切れないでしょう。
そのため、日本円だけに頼らないようにする分散投資が必要となるのです。

外貨建て保険は分散投資になる?

外貨建て保険というのは、例えばドル建てなら保険料が月100ドル、死亡時の保険金が10万ドルなど、保険料や保険金を外貨で支払うようにする保険を言います。
その保険に加入している間は、外貨で保険金などを保有していることになるのです。

保険には個人年金保険や養老保険など、満期を迎えると保険金が支払われるものもあります。
そのため、保険に加入している間は保険という資産を保有していることになるのです。
資産が外貨ベースのものの場合は、外貨へと投資しているのと同じ事になります。
円貨以外の通貨でも運用していることになるため、外貨建て保険に加入することは分散投資になると言えるのです。

まとめ

外貨建て保険に加入すると、ドルなどの外貨による資産を保有することになります。
日本円だけでは今後円安になった時が不安という方は、外貨建て保険に加入して外貨での資産を保有しつつ、万が一に備えておくといいでしょう。
保険も立派な金融商品であり、将来の値動きがあり得る投資対象です。
外貨を保有することに興味があるという方には、おすすめです。

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