【新宿で生命保険】団体信用生命保険の保険料について

団体信用生命保険

住宅購入時に利用する住宅ローンの中には、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられている商品もあります。

そのため、今後マイホームを購入する方は、必ず団体信用生命保険に関する知識を持っておかなければいけません。

今回は、特に知っておくべき団体信用生命保険の保険料について解説します。

保険料は発生しないケースもある

団体信用生命保険という名称から、必ず保険料を支払わなければいけないと思っている方も多いかもしれませんが、実際はそうではありません。

団体信用生命保険は、加入者が亡くなったり高度障害を患ったりした場合に、ローン残債が清算される保険です。

このような従来の機能のみを果たす契約内容の場合は、基本的に保険料がかかりません。

つまり加入者の方は、一切保険料を負担せず、住宅ローンにおけるリスクヘッジをすることができるというわけです。

保険料が発生するケースは?

通常の団体信用生命保険に特約を設けている場合は、基本的に保険料がかかります。

例えば、以下のような特約付き団信は保険料が発生するため、覚えておきましょう。

・がん団信
・3大疾病団信
・7大疾病団信 など

保険料の支払い方法について

団体信用生命保険の保険料は、以下のいずれかの方法で支払う必要があります。

・金利上乗せ方式
・保険料外枠方式

金利上乗せ方式は、返済する住宅ローンに0.1~0.4%程度の金利を上乗せし、保険料を支払うという方式です。

すでにローンに対し、保険料が金利という形で上乗せされているため、加入者の方はローン返済とは別にわざわざ保険料を支払う必要がありません。

また保険料外枠方式は、住宅ローンの返済とは別に、通常の生命保険のように保険料を支払う方式です。

保険料を別途支払っているため、中途解約をすることができます。

ただし金利上乗せ方式とは違い、こちらの方式では保険料の支払い漏れが発生する可能性があるため、注意しましょう。

団体信用生命保険の保険料の計算方法

団体信用生命保険の保険料がいくらくらいかかるのかについては、支払方法によって変わってきます。

金利上乗せ方式の場合、各特約に対する金利が把握できれば、簡単に保険料が算出できます。

例えば、りそな銀行が提供する団体信用生命保険に3大疾病特約を付ける場合、金利に年0.25%が上乗せされます。

また元金均等返済の場合、住宅ローンの返済金額は少しずつ減っていくため、ローン残金を基に算出される団信の保険料も、年を追うごとに下がっていきます。

ただし金利上乗せ方式の場合、ローンの返済期間が長いほど保険料を支払う期間も長くなるため、注意してください。

保険料枠外方式の場合、保険料を計算するには、シミュレーションができる無料サイトを利用するのがおすすめです。

主に住宅ローンを取り扱う金融機関のホームページなどに設置されています。

生命保険料控除について

通常生命保険料を支払った場合、生命保険料控除を適用させることができます。

こちらは支払った保険料に応じて税金が軽減される制度であり、具体的には支払った保険料の一定額が、その年の契約者の所得から差し引かれます。

一方、団信も生命保険の一種ではありますが、残念ながらこちらの制度の対象とはなりません。

なぜなら生命保険控除には、“保険金の受取人が契約者本人、配偶者、その他の親族であること”という条件があるからです。

団信の保険金は、直接契約者や親族などの手に渡るわけではありません。

一度金融機関や保険会社に対して支払われ、そこから残債の清算に充てられるため、生命保険控除対象にならないという仕組みです。

まとめ

団体信用生命保険は、基本的には通常の生命保険のように、保険料を都度支払いする必要がありません。

また住宅ローンだけでなく、がん特約などをつけて保障内容を手厚くすることができますが、このようなケースでは保険料が発生します。

生命保険料控除が適用されないという点についても、加入前に必ず把握しておきましょう。

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