【新宿で教育資金】学資保険のメリット・デメリット

学資保険

子どもの教育資金をどのように貯めるかについては、親御さんにとっての永遠のテーマです。

また適した貯蓄方法は、世帯の経済状況や考え方などによって変わってきますが、中でも一般的なのが学資保険を活用するという方法です。

今回は、学資保険の概要とメリット・デメリットについて解説します。

学資保険の概要

学資保険は、名前の通り子どもの教育資金を準備するための貯蓄型保険です。

毎月一定の金額を支払うことで、子どもの成長に合わせた進学準備金、満期学資金を受け取ることができます。

例えば、子どもが0~10歳までの間に保険料を支払い、中学校や高校の入学時に進学準備金、大学入学時に満期学資金を受け取るというような形です。

実際の払込期間や教育資金を受け取るタイミングについては、契約時期や契約内容によって異なります。

学資保険のメリット

学資保険に加入するメリットは、主に以下の通りです。

・計画的かつ自動的に貯められる
・特約がある
・生命保険料控除がある

各メリットについて詳しく説明します。

計画的かつ自動的に貯められる

学資保険に加入すれば、大学進学までに必要な教育資金を計画的に準備できます。

また保険料を月払いの口座振替で支払えば、自動的に貯めることも可能です。

ちなみにここでいう教育資金には、幼稚園から大学までにかかる授業料のほか、習い事や学習塾費なども含まれます。

特約がある

学資保険の種類にもよりますが、学資保険では教育資金を積み立てられるだけでなく、万が一のときに備えてさまざまな特約を付帯することも可能です。

代表的なものには、契約者が死亡もしくは高度障害状態に陥ったとき、以後の保険料の支払いが免除される払込免除特約が挙げられます。

その他、育英年金特約や医療保険特約、災害特約や傷害特約が付帯している学資保険もあります。

生命保険料控除がある

学資保険は生命保険の一種であるため、生命保険料控除の対象になります。

生命保険料控除は、1年間に払い込んだ保険料に応じ、その年の所得から一定の金額が差し引かれ、所得税・住民税の負担を軽くするものです。

会社員の場合、年末調整で申告すれば控除されます。

学資保険のデメリット

一方、学資保険には以下のようなデメリットもあります。

・自由に引き出せない
・元本割れのリスクがある
・インフレリスクがある

各デメリットについて詳しく説明します。

自由に引き出せない

学資保険の場合、払い込んだ保険料を自由に引き出すことができません。

途中でどうしてもお金が必要になった場合は、一定の金額内で貸付を受けられる契約者貸付制度を利用したり、学資保険を解約したりする必要があります。

元本割れのリスクがある

学資保険には元本割れのリスクがあります。

元本割れは、支払った保険料の合計金額よりも、受け取れる金額が少なくなってしまうことです。

特に契約してから数年で解約すると、元本割れのリスクが高くなります。

インフレリスクがある

学資保険にはインフレのリスクもあります。

学資保険は加入する際、払込保険料の総額と満期時に受け取る金額を決定します。

そのため、保険料の払込期間中にインフレが発生した場合、子どもが進学するのにかかる費用も増加することが見込まれます。

またこのような状況になると、満期保険金の金額だけでは、実際に必要な教育資金をまかなえない可能性があります。

まとめ

「教育資金と言えば学資保険」というイメージが強い方は多いでしょう。

またそのような方は、子どもが生まれるや否や学資保険を探そうとすることも多いですが、実際は必ずしも学資保険に加入しなければいけないわけではありません。

銀行口座での貯蓄や終身保障の生命保険など、他にも子どもの教育資金を準備する方法はあります。

学資保険は、あくまでその方法の一つに過ぎません。

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