保険で資産運用をするメリット

資産運用型保険

払込期間終了後の解約返戻金、満額保険金といった形で現金を受け取ることができる保険は、資産運用の1つとして機能します。
また、保険にはさまざまな種類があり、自身の状況や希望に合ったものを選ぶことができます。
ここからは、保険で資産運用をすることのメリットについて解説します。

保険で資産運用をするメリット5選

保険を活用した資産運用には、主に以下のようなメリットがあります。

・もしものときの備えがある
・まとまった現金を受け取ることができる
・生命保険料控除がある
・知識が少なくても始められる
・無駄遣いをしなくなる

もしものときの備えがある

保険のそもそもの目的は、病気やケガで通院が必要になったとき、働けなくなったときなどの経済的なサポートをすることです。
つまり、保険での資産運用には、もしものときに備えつつ、資金を増やすことができるメリットがあるということです。

こちらは、株式や投資信託など、他の投資商品にはない保険ならではのメリットだと言えます。

まとまった現金を受け取ることができる

保険で資産運用をするためには、定められたタイミング、期間で保険料を払い込む必要があります。
これにより、死亡時の死亡保険金、満期時の満期保険金、解約時の契約返戻金など、さまざまな形でまとまった現金を受け取ることができます。

つまり、払い込む保険料さえ確保することができれば、基本的には誰でも資産運用ができるということです。

生命保険料控除がある

保険には、生命保険料控除というものが存在します。

こちらは、毎年1月1日~12月31日までに支払った所定の生命保険料のうちの一定金額が、保険契約者のその年の所得金額から差し引かれるというものです。
所得税や住民税の対象となる課税所得が低くなることにより、それぞれの税負担を軽減することができます。
保険での資産運用には、こちらの制度を利用することができるというメリットもあります。

ちなみに、生命保険料控除には、以下の3つの区分があります。

・一般生命保険料控除
・介護医療保険料控除
・個人年金保険料控除

一般生命保険料控除は、生存または死亡に起因して、一定額の保険料やその他の給付金を支払うことを約する部分にかかる保険の控除であり、介護医療保険料控除は、入院や通院に伴う給付部分にかかる保険料の控除です。

また、個人年金保険料控除とは、個人年金保険料税制適格特約の付加された個人年金保険契約などにかかる保険料の控除を指しています。

知識が少なくても始められる

投資で資産運用を行う場合、まずは投資商品の特徴について把握し、投資の手法やコツなどについても、時間をかけて勉強しなければいけません。

一方、保険で資産運用を行う場合、資産運用というものの知識が乏しかったとしても、定期的に一定の保険料を払い込み続けることができれば、まとまった現金を受け取ることが可能です。

また、保険料は一般的に口座からの引き落としであるため、一度保険に加入すれば、毎月自動的に資産運用を行うことができます。

無駄遣いをしなくなる

貯蓄型保険では、通常の預貯金とは異なり、現金を自由に引き出すことができません。
つまり、半ば強制的に資産運用をする形になるということです。
そのため、将来のための資金を無駄遣いすることがなくなります。

貯金を始めてもなかなか続かない方、現金をあるだけ浪費してしまうという方にとっては、特におすすめの方法です。

まとめ

ここまで、保険で資産運用をすることの主なメリットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
死亡やケガ、病気など、もしものときの備えをしながら、確実に資産運用ができるというのが保険の強みです。
また、これまで資産運用に興味がなかったり、なかなか手を出せなかったりした方でも、気軽に行えるのが、保険を活用した資産運用の良いところです。

タイトルとURLをコピーしました