収入保障保険は、被保険者が死亡または高度障害状態になったとき、毎月一定額の死亡保険金を、保険期間終了まで年金形式で受け取れる保険です。
また、保険会社では、数々の収入保障保険が展開されていますが、実際加入する際はどのように選べば良いのでしょうか?
今回は、収入保障保険の正しい選び方について解説します。
収入保障保険の正しい選び方3選
収入保障保険は、小さな子どもを持つ子育て世帯や、個人事業主、フリーランスの方などに向いている保険商品です。
また、これらの方が商品を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておくべきです。
・自身の希望する保険期間、年金月額を選べるか
・健康体料率があるか
・就業不能にも対応できるか
自身の希望する保険期間、年金月額を選べるか
まず大事なのが、自身のニーズに合った保険期間や年金月額を選べるかというポイントです。
保証がいつまで必要なのか、毎月いくらの保険金が必要なのかについては、各家庭で異なると思います。
収入保障保険のメインは死亡保障であるため、こちらの部分がニーズに合っているかは必ず確認しなければいけません。
また、60歳満了や65歳満了、年金月額10万円や15万円など、キリが良い一般的なニーズであれば、各社選択可能ですが、保険会社によっては、幅広い保険期間の設定や、1万円刻みの細かい年金月額設定が可能な場合もあります。
健康体料率があるか
タバコを吸っていない方、健康状態が良好な方が収入保障保険を選ぶ場合は、健康体料率を設けている商品を選ぶようにしましょう。
このような商品の場合、非喫煙期間、健康状態が一定基準を満たしていれば、保険料率が低くなるため、割安な保険料で加入することができます。
こちらは、長い目で見て家計に負担を与えないことにつながります。
また、現時点では健康体料率を適用できない方でも、定められた期間内に改善できれば、祝金を受け取れたり、将来の保険料が引き下げられたりする商品を選ぶことで、同じような恩恵を受けることが可能です。
そのため、今後生活習慣を改める意志のある方は、ぜひこのような商品を選んでください。
就業不能にも対応できるか
収入保障保険は、万が一死亡したとき、遺族が年金を受け取れるタイプの保険商品です。
しかし、最近は就業不能になったケースでも、保障が受けられる商品が増えています。
各商品や保険会社によって、適用される条件(障害等級の範囲)は異なりますが、このように幅広く保障されるものを選んでおけば、安心度は高くなります。
つまり、あらゆるケースを想定し、死亡や高度障害以外のリスクにも備えられる商品を選ぶべきだということです。
比較サイトを利用するとより便利に
収入保障保険は各社から販売されていて、数がとても多いため、一つ一つの商品を自身で調べるのは、現実的に難しいと言えます。
そのため、各商品を比較する際には、比較サイトを使用し、自身に合った収入保障保険を見つけるようにしましょう。
例えば、ある比較サイトでは、年齢と性別を入力するだけで、収入保障保険の一覧が表示されます。
保険料の概算もあるため、こちらでおおよその保険料も把握できます。
また、これらの比較サイトでは、各商品の特徴もわかるようになっているため、先ほども触れた健康体料率など、保険料以外にどのようなメリットがあるのかについても、効率的に把握することが可能です。
まとめ
ここまで、収入保障保険の正しい選び方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
複数の商品を比較することなく、ただ単に保険料が安いなどの理由で、早々に加入する収入保障保険を決定してしまうのは、お世辞にも賢明な行動とは言えません。
自身や家族のニーズに合ったもの、さまざまなリスクに対応できるものを選ぶことで、はじめて収入保障保険は便利な備えとして機能します。