保険に加入すれば、万が一のことがあったときの備えになります。
こちらは高齢の方にとっても、若い方にとっても同じことです。
また若い方が保険に加入するメリットとしては、早期の資産形成ができるということも挙げられます。
今回はこちらの内容と、若い方が加入すべき資産形成のための保険について解説します。
若い方が保険で資産形成を行える仕組み
保険商品の中には、若い方が将来に備えて資産形成をすることができるものもあります。
これらは貯蓄型保険と呼ばれるものです。
商品によって異なりますが、貯蓄型保険は契約期間の満期を迎えたときには満期保険金、解約したときには解約返戻金などを受け取れるため、資産形成には向いています。
また貯蓄型保険は生命保険でもあり、資産形成を行いつつ、万が一のときには死亡保険金を受け取ることも可能です。
ただし掛け捨ての保険に比べて、貯蓄型保険は毎月の保険朗が少し高めに設定されています。
商品によっては元本割れを起こしてしまうこともあるため、各保険商品の特徴と注意点をしっかり学んでから加入すべきです。
ちなみに若い方であれば、貯蓄型保険でもある程度割安な保険料で加入できる可能性があります。
若い方の資産形成に向いている保険4選
若い方が将来の資産形成のために加入すべき保険としては、主に以下のものが挙げられます。
・低解約返戻金型終身保険
・個人年金保険
・外貨建て保険
・変額保険
各保険について詳しく説明します。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金が安く抑えられた保険です。
途中で解約した場合の返戻率は従来の終身保険よりも低くなるものの、代わりに割安の保険料で一生涯の保障が受けられます。
近年は学資保険の販売を停止している保険会社も多く、代わりに低解約返戻型終身保険に加入する方が増えています。
個人年金保険
個人年金保険は、契約時に定めた年齢まで保険料を払い込み、その後一定期間もしくは一生涯にわたって年金が受け取れる貯蓄型保険です。
公的年金で賄えない生活費や、60歳で退職する場合に、老齢年金を受け取れる65歳になるまでの生活費を準備する目的で加入されることが多いです。
外貨建て保険
外貨建て保険は、払い込んだ保険料が日本円ではなく、ドルやユーロなどで運用される保険です。
毎月の保険料を外貨で払い込み、保険金や解約返戻金なども外貨で支払われます。
海外の方が日本よりも金利が高い傾向にあるため、外貨建て保険は円建て保険よりも高いリターンが期待できます。
一方で、元本を下回るリスクもあります。
変額保険
変額保険は、保険金や解約返戻金の受取額が増減する生命保険です。
保険金額が契約時に定めたまま変動しない定額保険とは真逆の性質を持っています。
保険会社は、変額保険の契約者が払い込んだ保険料から契約を維持するための諸費用を差し引き、残りを株式や債券などで構成される特別勘定で運用します。
契約するときに指定した特別勘定の運用実績に応じて、保険金や解約返戻金の金額が変わってきます。
もし運用実績が良好であれば、払い込んだ保険料を上回る保険金や解約返戻金を受け取れる可能性があります。
一方、運用実績が悪い場合は、保険金や解約返戻金の受取額が払込保険料の総額を下回ることも考えられます。
また変額保険には、終身型や有期型、変額個人年金といった種類があります。
まとめ
若いうちから保険に加入することで、将来必要になる資産を長期にわたって形成することができます。
また若い方は保険料や保険の選択肢など、30代以降の方と比べてメリットが多いため、気になる方は一度保険商品をチェックしてみましょう。
特に、今回紹介した各貯蓄型保険の詳細については、ゆっくり時間をかけてチェックすべきだと言えます。
