10代もしくは20代の若い方は、中高年の方にはない保険加入のメリットがあります。
そのため、なるべく早めに加入するべきだと言えます。
では、若い方における保険への加入は、一体どのようなタイミングで検討すべきなのでしょうか?
今回はこちらの点について解説したいと思います。
若い方が保険への加入を検討すべきタイミング4選
若い方であっても、以下のようなイベントがあったときには保険への加入を考えるべきです。
・就職
・結婚
・出産
・住宅購入
各項目について詳しく説明します。
就職
若い方が保険への加入を検討すべきタイミングとしては、まず就職したときが挙げられます。
学生のうちは、入院しても親が費用を負担してくれていたかもしれません。
しかし、就職すると一人前の大人として扱われるため、医療費も自身で負担することになるでしょう。
就職したての方にとって医療費の負担はとても大きいため、このような予期せぬ出費に備え、医療保険に加入することをおすすめします。
結婚
10代もしくは20代で結婚したときも、保険への加入を検討すべきタイミングだと言えます。
こちらは結婚に伴う死亡、病気やケガ、老後のリスクを補う必要があるからです。
夫婦のいずれか一方だけが働いている場合、扶養者が死亡してしまったら、一家の収入が急にゼロになってしまいます。
共働きであったとしても、片方の収入がなくなると大きな損失になるため、保険に加入しておくことは大切です。
また病気やケガで入院した場合も、その間は働くことができず、収入に大きな影響があるかもしれません。
もちろん、入院だけでなく通院もすることになったら、治療費がさらにかさむ可能性があります。
このようなケースに対しては、医療保険や就業不能保険などでカバーしておくべきです。
ちなみに、夫婦2人が老後生活を送るのに必要だと考える最低日常生活費は、平均で22.1万円とされています。
こちらを結婚した段階から貯蓄した方が良いことも、若い方が保険に加入すべき理由の一つです。
出産
出産も、若い方が保険への加入を検討すべきタイミングの一つです。
出産のタイミングでは、出産に伴うリスクや家族が増えたことで生じるリスクを考慮し、保険に加入すべきです。
保障内容は、夫婦2人の場合よりも手厚くすることが望ましいです。
また子どもの教育費に備える方法としては、学資・子ども保険に加入する方法もおすすめです。
学資・こども保険は、子どもの入学や進学に合わせて祝金や満額保険金が受け取れる貯蓄型の保険です。
親等の契約者が保険料の払込途中で死亡した場合、それ以降の保険料は免除され、満期まで育英年金が受け取れる商品もあります。
住宅購入
早ければ10代もしくは20代で、一戸建てやマンションなどのマイホームを購入・建築する方もいるでしょう。
こちらも保険への加入を検討すべきタイミングの一つです。
住宅を購入する際は、基本的に住宅ローンを組むことになりますが、通常住宅ローンを組む際には団体信用生命保険に加入します。
団体信用生命保険は通称団信とも呼ばれるもので、契約者の死亡・高度障害状態などの万が一のとき、残りの住宅ローンを死亡保険で相殺する保険です。
つまり残された家族は、ローン残債を負担する必要がなくなるということです。
ちなみに団体信用生命保険にも当然加入条件があり、健康状態や既往歴に問題がある方は入りにくいため、若い方は有利です。
まとめ
若い方が保険に加入するのは良いことですが、もちろん何の目的もなく加入するのは良くありません。
よって、家族を守るため、子どもを育てるためなど、何かしらの目的ができるタイミングは、保険に加入するタイミングとしてはピッタリだと言えます。
もちろん、一度保険に加入したら終わりではなく、前述したような節目のイベントごとに契約内容を見直すことも大切です。
