2024年から始まる新NISA(ニーサ)の解説!~つみたてNISAの場合~

NISA(積立てNISA)

2024年から、NISA制度が変更されます。
一般NISAだけではなく、つみたてNISAも変更となるのですが、これまでとはどう違うのでしょうか?
一般NISAは2014年からスタートしましたが、つみたてNISAは2018年がスタートです。
スタートから6年が経過する2024年からどう変わるのか、その変更点について解説します。

NISAの区分がなくなる

これまで、NISAには一般NISAとつみたてNISAがありました。
それぞれ年間の投資可能額や利用期間、投資対象などが異なっていたのですが、新NISA制度ではそれが大きく変わります。

新NISA制度では、この2つのどちらかを選ぶ必要がなくなります。
投資枠がこれまでの一般NISAにあたる成長投資枠と、つみたてNISAにあたるつみたて投資枠に分かれてどちらも利用できるようになるのです。

1年間で投資可能な金額は成長投資枠が240万円、つみたて投資枠は120万円と決まっていますが、つみたて投資枠は、従来のつみたてNISAの「最長20年」という決まりはなくなりました。
その代わりに、生涯非課税運用限度額が設定されています。

これはトータルで1,800万円となっていますが、そのうちつみたて投資にしか利用できない枠が600万円で、成長投資とつみたて投資のどちらにも利用できる枠が1,200万円に分かれています。

投資枠が減る?

つみたて投資枠だけで考えると、これまでのつみたてNISAが800万円だったのに対して600万円と枠が少なくなっているのですが、投資可能な枠を全てつみたて投資に利用した場合は元々の2倍以上になります。

さらに、つみたて投資を中心にしたいと思っていた場合でも株式投資などもできるようになるため、これまでよりも使い勝手が良くなると言えるでしょう。
生涯非課税運用限度額の範囲内であれば、かなり自由に投資できるようになります。

また、これまでの20年という制限がなくなったため、早期から老後の資産形成に取り組むことができるようになりました。
若い頃から少額でもいいのでつみたて投資を始め、余裕ができたら投資額を増やしていくことで、無理をせずに資産形成ができるでしょう。

まとめ

NISA制度が変更となり、つみたてNISAと一般NISAは併用できるようになってつみたて投資が可能な金額も増えることとなります。
また、投資可能な期間が無期限となったため、生涯非課税運用限度額までなら自由に投資できるようになります。
これまで、つみたてNISAを始めるには遅いと諦めていた人も、始めるチャンスでしょう。
つみたてNISAに興味がある人は、もう一度投資をするかどうか考えてみてください。

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