変額保険が向いている人③~運用を任せたい~

資産運用型保険

変額保険は、加入者が支払う保険料について、投資信託などを対象とする特別勘定で運用し、保険金や解約返戻金が発動する保険商品です。

また、変額保険が向いている人の特徴としては、運用をプロに任せたいということが挙げられます。

今回は、このような方に変額保険がおすすめの理由を中心に解説します。

運用を任せたい人に変額保険が向いている理由

冒頭で触れた通り、変額保険が向いている人は、運用をプロに任せつつ、将来の資産を形成したいと考えている人です。

また、運用を任せたい人に変額保険が向いている理由としては、主に以下のことが挙げられます。

・保険会社によって運用される
・死亡保障に最低保証がある
・証券口座を開設する必要がない

保険会社によって運用される

変額保険は、保険料が保険会社によって運用される保険商品です。

同じく将来の資産形成につながる投資商品としては、株式やFXなどがありますが、こちらは基本的に加入者自身が運用しなければならず、なかなか手が出せないという方も少なくありません。

その点、変額保険はプロに運用を任せながら、なおかつ保証も受けられるため、自らの負担を極力減らしたいという方にはおすすめです。

死亡保障に最低保証がある

先ほど少し触れましたが、変額保険には保証が付いています。

解約返戻金、満額保険金に関しては最低保証がないものの、死亡保険金や高度障害保険金には最低保証があるため、こちらは運用を任せつつ、なおかつ最低限の利益を確保したいという方にとっては大きなメリットです。

証券口座を開設する必要がない

「預貯金よりも利益を得ることができそう」といった理由で、投資に興味を持つ方は多いかと思います。

しかし、株式や投資信託を自身で購入する際は、証券会社や銀行に専用の証券口座を開設する必要があり、こちらの手間が面倒に感じることもあります。

一方、変額保険は株式等で運用するものですが、証券口座を開設する必要はありません。

こちらも、なるべく自分の手間や負担を減らし、運用を任せたいという方にとってはメリットだと言えます。

運用を任せたい人にとっての変動保険における注意点

変動保険が向いている人は、プロに運用を任せたい、つまりなるべく自身の手を煩わせたくないという方ですが、変動保険にはこのような方にとって注意すべき点もあります。

具体的には、以下のような点です。

・ファンドを選択しなければいけない
・コスパが悪いと感じることがある

ファンドを選択しなければいけない

変動保険が向いている人は運用を任せたい人ですが、運用の開始時には、自身でファンドを選ばなければいけません。

つまり、1から10まですべてを任せられるわけではないということです。

また、運用中には、運用実績を確認し、運用比率などを考えて、適宜ファンドを変更しなければいけない可能性もあります。

コスパが悪いと感じることがある

変額保険は、資産運用のみに特化した保険商品ではありません。

保険料の一部は、死亡・高度障害保険金の積立として活用されるため、資産運用のみを重視する他の商品と比較すると、コスパが悪いと感じることもあります。

また、運用をプロに任せたいと考える方の多くは、自身の手を煩わせず、なおかつ効率良く資産を増やしたいと考えるケースが多いため、こちらの点はデメリットだと言えます。

まとめ

ここまで、変額保険が向いている人の特徴として、運用をプロに任せたいという特徴があることや、そのような方に変額保険が向いている理由を解説しました。

他の投資商品に手を出す勇気がなかったり、一から学習するのが面倒だったりする場合には、変額保険を選択肢の一つに入れましょう。

もちろん、こちらは一切手間や知識なく運用できるものではありませんが、加入者の方の負担は最小限に抑えられる可能性が高いです。

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