収入保障保険ではガンも保障されるのか?

収入保障保険

収入保障保険は、被保険者の方に万が一のことがあったとき、その家族を保障するための保険商品です。

また、万が一の病気と言えば、どのような方にも発症の可能性があるガンが挙げられますが、果たして収入保障保険では、ガンも保障されるのでしょうか?

今回はこちらの点について解説したいと思います。

収入保障保険ではガンも保障される?

結論からいうと、収入保障保険に加入していれば、ガンも保障されます。

ただし、こちらはガンを保障するというよりは、ガンによって死亡した場合に、保険金の対象になるという言い方が正しいです。

なぜなら、収入保障保険は、死亡時、高度障害になった場合を保障する保険であり、ガンによる死亡も、当然条件に当てはまるからです。

また、収入保障保険には、リビング・ニーズ特約というものが存在します。

こちらは、被保険者の余命が6ヶ月以内と医師によって判断されたとき、死亡保険金の全部または一部を特定状態保険金として受け取ることができる特約です。

つまり、ガンで余命を宣告された場合も、受け取る形は違うものの、収入保障保険によって保障されるということです。

三大疾病保障特約がある場合も保障される

収入保障保険は、さまざまな保険会社から販売されていますが、中には三大疾病保障特約をオプションとして追加できるものもあります。

三大疾病とは、ガン(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患のことを指していて、収入保障保険にこちらを保障する特約が付いている場合は、これらの疾患にかかっていると診断されたとき、または指定された治療を受けたときに、保険期間内の残りの保険料を支払う必要がなくなります。

保険金のような金銭を受け取れるわけではありませんが、支払いの負担がなくなるため、被保険者にとっても家族にとっても、大きな保障になります。

収入保障保険でガンに備える場合の注意点

前述の通り、収入保障保険のみの加入であっても、さまざまな形でガンに備えることは可能です。

しかし、デフォルトの収入保障保険でカバーできるのは、あくまでガンで死亡した場合の保険金です。
ガンの手術や入院、通院などにかかる費用は保障されないため、注意してください。

また、収入保障保険は、保険期間が進むにつれて、少しずつ受け取ることができる保険金額が減少します。

そのため、加入してからかなりの時間が経ったタイミングでガンを発症した場合、十分な保険金を得ることができず、治療にかかる費用をカバーできない可能性もあります。

ガンに比重を置くのであればガン保険に加入しよう

ガンに対する保障に比重を置いて、加入する保険商品を選ぶのであれば、収入保障保険よりもがガン保険に加入するべきです。

収入保障保険では、基本的にはガンによる死亡という条件を満たさなければ、保険金を受けることができませんが、診断給付金のあるガン保険に加入していれば、ガンと診断された時点で、まとまった一時金を受け取ることが可能です。

また、ガンの治療は、部位やステージによって手術、入院が必要なものや、通院だけで治療するものなど、さまざまなケースがあります。

さらに、ガンによって休職、退職した場合には大きく収入が減少することもあり、治療が長期にわたると、医療費が積み重なり、貯蓄から支払わざるを得ないことも考えられます。

そのようなときに、ガン保険の給付金があれば、なるべく貯蓄を減らさず、治療を継続していくことができます。

まとめ

ここまで、収入保障保険におけるガンの保障について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ガンによる死亡であれば、収入保障保険で保障されますし、特約の内容によっては、さらに保障範囲は広がります。

しかし、ガンに特化した保険商品ではないため、治療費なども十分に受け取りたいのであれば、ガン保険への加入も検討してください。

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