【個人年金】個人年金への加入が向いている人の特徴

個人年金

個人年金は、公的年金に上乗せして、老後の生活資金を蓄えるための私的年金です。

近年は加入する方も増えていますが、他にもiDeCo(イデコ)など似たような制度は存在するため、誰もが個人年金に加入しなければいけないわけではありません。

今回は、個人年金への加入が向いている方の特徴を解説します。

個人年金への加入が向いている人の特徴5選

以下の特徴を持つ方は個人年金が向いているため、加入を検討すべきだと言えます。

・貯蓄が苦手な人
・投資で老後資金を準備するのが不安な人
・投資の知識が乏しい人
・控除を受けつつ資産形成をしたい人
・預貯金よりも返戻率を高くしたい人

各項目について詳しく説明します。

貯蓄が苦手な人

個人年金は、老後の生活に向けてお金を準備したいと考えながらも、貯蓄が苦手だという方におすすめです。

特に定額個人年金は、一般的に市場の金利が変動しても予定利率が変わることがないため、安定した運用成果が期待できます。

また個人年金の保険料を毎月口座引き落としにしておけば、強制的に口座から引き落とされるため、貯蓄が苦手な方でも自然に資金を貯めることが可能です。

投資で老後資金を準備するのが不安な人

資産形成の方法と言えば投資が挙げられますが、投資で老後資金を準備するのが不安だという方は、個人年金に加入すべきです。

株式などの投資商品には元本割れのリスクがありますが、定額個人年金であれば、契約時に受け取れる年金額が決まっているため、不安は解消されます。

また個人年金には、最低額を保証する商品もあるため、安全性は非常に高いと言えます。

ただし、変額個人年金については元本割れのリスクがあるため、注意しなければいけません。

投資の知識が乏しい人

投資の知識があまりない方にとっても、個人年金はおすすめの保険商品だと言えます。

なぜなら、ほとんど投資の知識がなくても運用できるからです。

払い込んだ個人年金の保険料は、保険会社の方針に従って運用されます。

そのため、投資商品の銘柄選択、購入や売却のタイミングなどで迷うことがありません。

知識が乏しい状態で株式投資や投資信託を初めても、利益を得られるどころか損失を被ってしまう可能性が高いため、こちらは大きなメリットだと言えます。

また自身でも投資をしたいというのであれば、個人年金に加入して着実に資産を増やしながら、少しずつ勉強をして他の投資商品に挑戦するという方法も実践できます。

控除を受けつつ資産形成をしたい人

控除を受けつつ資産を形成したい方にも、個人年金は向いています。

個人年金の保険料は、一定条件をクリアすれば個人年金保険料控除の対象になります。

新制度では、年間で所得税が最高40,000円、住民税が最高28,000円まで控除されます。

また個人年金保険料控除の対象となるのは、以下の条件を満たしている場合です。

・年金受取人が契約者または契約者の配偶者
・年金受取人が被保険者
・保険料払込期間が10年以上
・確定年金の場合、年金支払開始日の被保険者の年齢が60歳以上かつ年金支払期間が10年以上

預貯金よりも返戻率を高くしたい人

老後資金は銀行などへの預貯金でも準備できますが、預貯金よりも返戻率を高くしたい方は、個人年金を選ぶべきです。

預貯金は思い立ったときすぐに始められますが、日本は低金利が続いていて、今後どうなるかも不透明です。

個人年金も低金利の影響で高い返戻率は期待できませんが、払込方法や払込期間を工夫することで、返戻率を上げることができます。

まとめ

個人年金であれば、貯蓄が苦手な方でも着実に老後資金を準備できますし、自身で投資を行うときのような難しさや緊張感もありません。

また個人年金保険料控除や返戻率など、他の資産形成の方法と比べて優れている点もいくつかあります。

もちろん実際個人年金に加入する際は、他の商品のメリット・デメリットも把握し、比較しなければいけません。

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