保険商品の中には、まとまった利益を受け取ることができるものがあり、こちらへの加入は資産運用の一環としてとても効果的です。
また、資産運用に適している保険商品はいくつか存在し、それぞれ仕組みや特徴は異なります。
今回は、これらの商品における種類や特徴、特におすすめの保険商品などについて解説します。
資産運用に適している保険商品7選
資産運用に適している保険商品としては、以下の7つが挙げられます。
・終身保険
・低解約返戻金型終身保険
・こども保険(学資保険)
・養老保険
・個人年金保険
・変額保険
・外貨建て保険
終身保険
終身保険は、死亡保険の一種です。
加入してから一生涯にわたり、死亡保障や高度障害保障が継続する保険で、被保険者が死亡または高度障害の状態になった場合に、受取人が保険金を受け取ることができます。
原則、加入期間が長くなるにつれ、返戻解約率が増えるという特徴があります。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金が低く抑えられている終身保険です。
つまり、割安な保険料で一生涯の保障を準備することができる保険だということです。
また、こちらを払込期間中に解約した場合、解約返戻金の金額は少なくなりますが、払込期間を過ぎると、解約返戻金が上昇し、払込保険料総額以上の返戻金を受け取ることができます。
こども保険(学資保険)
こども保険(学資保険)は、子どもの教育資金の準備を目的とした貯蓄型の保険です。
原則親が契約者となり、契約者に万が一のことが起こった場合や、子どもの入学、進学に合わせて、教育資金、満額保険金を受け取ることができます。
また、保険料を一括で払い込むことにより割引が適用され、さらに資産運用としての効果はアップします。
養老保険
養老保険は、被保険者が保険期間中に亡くなった場合には死亡保険金、満期まで生存していた場合には満期保険金がそれぞれ受取人に支払われるという保険です。
保障を得ながら資産運用ができ、終身保険とは違って保健期間も自由に設定することが可能です。
個人年金保険
個人年金保険は、将来のための資金を計画的に準備できる保険です。
毎月保険料を一定年齢まで払い込み、受け取り開始時期になると、一定期間または終身にわたって年金形式または一括で受け取ることができます。
また、個人年金保険で支払った保険料は、年末調整時、確定申告時に個人年金保険料控除もしくは一般生命保険料控除が適用されます。
変額保険
変額保険は、契約者の支払う保険料について、保険会社が投資信託などを対象とする特別勘定で運用し、運用次第で保険金や契約返戻金が変動する仕組みの保険商品です。
運用実績次第では、払い込んだ保険料よりも保険金、解約返戻金が大きく増えるという特徴を持っています。
外貨建て保険
外貨建て保険は、養老保険、終身保険、年金保険などの保険料をアメリカドル、オーストラリアドルなどの外貨で支払い、保険金や年金、解約返戻金も外貨で受け取るというものです。
こちらは、今回紹介する保険商品の中で、資産運用にはもっともおすすめです。
外貨建て保険の場合、選択した外貨の金利、投資先によっては、大きな運用成果を上げることができますし、一般的には外貨の方が日本円よりも相対的に金利が高いため、為替レートが契約時から変動しなかったと仮定すると、円建ての保険商品より割安な保険料で、同じ額の保障を準備することが可能です。
まとめ
ここまで、資産運用に適している保険商品の特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれさまざまな特徴やメリットがありますが、総合的に見ておすすめなのは、国内の利率より比較的高い海外金利で運用できる外貨建て保険です。
保険の資産運用に興味がある方は、外貨建て保険を含む各種保険の仕組みについて、生命保険会社などの専門家に相談してみましょう。