フリーランスの方がiDeCoに加入するメリットと注意点

iDeCo

iDeCoに加入できるのは、一般の会社員の方や、専業主婦の方だけではありません。

特定の企業や団体に所属しないフリーランスの方も、金融商品の一つとして活用することができます。

ここからは、フリーランスの方がiDeCoに加入するメリットと、加入にあたっての注意点について解説します。

フリーランスの方がiDeCoに加入するメリット

フリーランスの方がiDeCoに加入することで、以下のようなメリットが生まれます。

・受取年数や支給回数を選べる
・厚生年金の代わりになる
・掛金の上限が高い

受取年数や支給回数を選べる

iDeCoは積立金の受取年数、支給回数を自分で選ぶことができます。

つまり、自由度が高いということです。

具体的には、受取年数を5~20年の間から、支給回数は1~4回、6回、12回から選ぶことが可能です。

例えば、支給回数を少なく設定し、ボーナスのようにまとめて受け取ったり、通常の年金のように小分けにして受け取ったりすることもできます。

フリーランスの方は、定年退職が存在せず、収入も一定になりにくいため、このように都合の良いタイミングでお金を受け取れるのは大きなメリットだと言えます。

厚生年金の代わりになる

フリーランスの方の年金は、国民年金だけの一階建て構造のため、国民年金+厚生年金の二階建て構造になっている会社員、公務員の方と比べると、どうしても金額が少なくなります。

また、それを補填するための策として、個人年金保険への加入が挙げられますが、一般的な個人年金は、運用益が課税対象になります。

一方、iDeCoは運用益が全額非課税のため、積み上げた額に応じて年々恩恵も大きくなります。

掛金の上限が高い

iDeCoの掛金上限は、国民年金の加入者区分によってそれぞれ決められています。

第2号被保険者である会社員や公務員は、毎月12,000~23,000円が上限であるのに対し、第1号被保険者であるフリーランスの方は、上限が68,000円と、各区分の中でももっとも高額です。

こちらは、フリーランスの方の年金における社会保障が手薄なことから、高めに設定されていると考えられます。

また、掛金が多ければ多いほど、税制優遇は大きくなるため、フリーランスの方はなるべく高めの金額を拠出できるとお得です。

フリーランスの方がiDeCoに加入する場合の注意点

収入の安定性や、老後資金の備えに不安があるフリーランスの方にとって、iDeCoはそれをカバーできる投資商品だと言えます。

しかし、実際加入する場合には、以下の点に注意してください。

・終身保険にはならない
・原則60歳まで引き出すことができない

終身保険にはならない

iDeCoはフリーランスの方にとって、厚生年金の代わりになるという話をしましたが、こちらは残念ながら、原則として終身保険にはなりません。

5~20年の受取期間が、各金融機関によって定められていることが多く、加入する時期によっては、大きな恩恵を受けられないことも考えられます。

ただし、一部の金融機関では、終身保険を選べることもあります。

原則60歳まで引き出すことができない

iDeCoは老後への備えを目的として制度であるため、原則として60歳まで引き出すことができません。

そのため、フリーランスの方が大きく収入を減らしたなど、経済的に苦しい状況だったとしても、一時金として活用するのは難しくなります。

ちなみに、例外的に60歳未満でも引き出せる場合がありますが、条件が厳しいため、障害を負った場合や、自身が死亡して相続人が引き出す場合以外は、基本的に引き出せないと考えておきましょう。

まとめ

ここまで、フリーランスの方がiDeCoに加入するメリットと注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

iDeCoは受取年数や支給回数を選ぶことができ、なおかつ多くの掛金を拠出できますが、いつでも好きに引き出せるわけではありません。

そのため、緊急用の資産を確保したいという方は、別の保険商品の購入も視野に入れるべきです。

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