収入保障保険は、死亡保険金または高度障害保険金により、家族の経済的な負担をカバーする保険商品です。
こちらへの加入は、配偶者はもちろん、子どもの将来のためにもなります。
今回は、子どもにとって収入保障保険がどのような支えになるのかを中心に解説したいと思います。
収入保障保険が子どもの将来のためになる理由
子どもがいる世帯は、学費や生活費などがかかることから、どうしても子どもがいない世帯と比べて支出が多くなります。
また、こちらの金額は、ずっと一定というわけではありません。
子どもが大きくなるにつれて、必要な費用の総額は少しずつ減少していきます。
例えば、まだ幼児の子どもがいる世帯は、保育園や幼稚園、小学校、中学校、高校、ひいては大学への入学費用も用意しておかなければいけません。
一方、高校生の子どもを持つ世帯は、もしそのまま子どもが就職を希望するのであれば、そこから学費は一切かからないため、これらの世帯で必要な費用の総額は、数千万円単位で変わってくる可能性があります。
収入保障保険は、このように子どもの成長に合わせて変わってくる費用に合わせるように、受け取れる保険金が少しずつ減少していくという特徴があります。
つまり、条件を満たせば、子どもが必要な費用を、必要な時期にきちんと受け取れるということです。
ちなみに、収入保障保険の保険金は、毎月給料のように一定額を受け取ることができるため、一気にまとめて使い込んでしまうような心配もありません。
それほど大きい保障を受けることはできない
収入保障保険は、子どものための備えとなる保険商品の一つですが、前述したように、保険金の金額が徐々に減少するというシステムになっています。
そのため、一度に大きな金額が保障されるというわけではありません。
もちろん、その代わりに、他の死亡保険と比べて保険料は安くなっていますが、もっと子どもの将来の備えを多くしたいというのであれば、別の保険商品への加入も検討すべきだと言えます。
まとまった保障をしたい方には終身保険もおすすめ
子どものためにまとまった保障をしたいという方には、終身保険もおすすめです。
終身保険は、一生涯保障が続く死亡保険であり、保険期間が決まっている収入保障保険よりも保障内容は手厚いと言えます。
また、保険料の払込期間を終えてから契約すると、払込保険料を上回る解約返戻金を受け取ることができるため、貯蓄性も高いです。
そのため、子どもがまだ幼いうちは、万が一のときの備えとして、子どもがある程度成長して独り立ちしたら、被保険者自身やその配偶者の老後資金としても利用することが可能です。
子どものための貯金も必須
子どもの将来を考えたとき、収入保障保険などの保険商品で保障することも大事ですが、やはり単純に貯金することも大切です。
このような貯金は、先取貯金が鉄則です。
日々の生活が優先され、毎月の生活費や各種支払いを済ませた後に、残った金額を貯金に回すというケースもあるかと思います。
しかし、これでは毎月の貯金額を一定にできず、家計が赤字のときには貯金できない場合があります。
特に、子どもの学費として貯金する際は、以下のような、毎月の給料日直後に先に一定額を貯金し、それ以外のお金で生活をやりくりする方法が確実です。
・自動積立預金を給与振込口座に連携させる
・勤務先の財形貯蓄、社内預金制度の活用 など
まとめ
ここまで、子どもの将来のために、収入保障保険をおすすめする理由などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか？
収入保障保険は、効率的に子どもに関する費用を保障できる保険商品です。
ただし、加入する際は、終身保険など他の保険商品との比較は必須ですし、それだけでは十分な保障とならない可能性もあるため、別の方法できちんと貯金するこ
