子どもを持つ親御さんにとって、教育資金の計画を立てることは必要不可欠です。
しかし、何から手を付ければ良いのか、どれくらいの資金を用意すれば良いのかなど、悩みを抱えている方も多いでしょう。
今回は、教育資金についてファイナンシャルプランナーに相談するメリットを解説します。
必要な教育資金の金額が把握できる
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、今後どれくらい教育資金が必要なのかがわかります。
教育資金と一口にいっても、その金額は世帯によって違います。
例えば1人の子どもがいる世帯と、5人の子どもがいる世帯とでは、当然後者の方が金額は高くなります。
また子どもを通わせる学校や教育方法などによっても、必要な教育資金の金額はかなり変わってきます。
ファイナンシャルプランナーに相談し、子どもの状況や教育方針などを伝えることで、前述の資金はある程度明確にできるため、ぜひ一度相談するべきです。
教育資金の準備方法が理解できる
ファイナンシャルプランナーに相談することで、学資保険や財形貯蓄、投資信託など、あらゆる教育資金の準備方法について詳しく教えてもらうことができます。
教育資金は、子ども1人あたりでもトータル1,000万円程度はかかるといわれています。
この金額を通常の貯蓄だけで準備するのは、決して簡単なことではありません。
ただし単純な貯蓄以外の方法で、どのように教育資金を準備すれば良いのかについて、悩んでいる方は多いでしょう。
そんなときも、ぜひファイナンシャルプランナーの力を借りるべきです。
教育方針に関するアドバイスをもらえる
教育方針に関するアドバイスについても、ファイナンシャルプランナーから受けることができます。
「絶対大学まで進学してほしい」「高校は公立高校に入学してほしい」など、教育方針は各世帯によって異なります。
またすべて私立に通う場合には、比較的教育資金が高くなりますし、すべて公立の場合は少し安くなります。
つまり教育方針に関しては、親御さんの考えだけでなく、用意できる資金との兼ね合いも考慮して決定すべきだということです。
簡単にいうと、あまり経済的な余裕がない世帯は、すべて私立に通うような教育方針が向いていないということです。
もちろん余裕がないからといって、教育にお金をかけてはいけないというわけではありませんが、一度ファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けるのがおすすめです。
教育資金について相談する際の流れ
ファイナンシャルプランナーに対し、教育資金について相談する際の一般的な流れは以下の通りです。
①家計状況、教育プランについて説明する
②教育プランの作成・提案
③教育資金準備計画の作成・提案
まずは世帯ごとに異なる家計状況、今後思い描いている教育プランについて、ファイナンシャルプランナーに説明します。
ファイナンシャルプランナーはお金のプロですから、少し説明すればすぐ理解してくれるでしょう。
またファイナンシャルプランナーは、相談者からの家計状況、理想の教育プランに関する説明を受けた上で、現時点で理想的と思われる教育プランを提案します。
これには教育の目的や進学コース、学校外活動(学習塾、スポーツ、習い事など)も含まれています。
最後に、理想的な教育プランに基づいた教育資金準備計画を作成してもらいます。
教育資金準備計画は、教育に関する各イベントにおいて、いくらぐらい資金が必要なのか、どうやって準備すれば良いのかなどをまとめた計画です。
まとめ
教育資金と一口に言ってもその範囲は極めて広いですし、世帯によっては発生するものやしないものもあります。
また必要額や最適な貯め方についても世帯ごとに異なるため、なかなか答えが見つからないのは至極当然のことです。
ファイナンシャルプランナーは、あらゆる世帯の相談に乗ってきたプロフェッショナルであるため、迷ったときはいつでも力を借りてください。
