代表的な資産運用型保険
③養老保険

資産運用型保険

老後の資金について、不安を感じている人は多いのではないでしょうか?
長生きすることで生活費が不足してしまう「長生きリスク」が生じている現在、老後の資金を得るための資産運用は非常に重要です。
安全性が高い資産運用として資産運用保険が注目されていますが、その1つに養老保険があります。
これは、どのような保険でしょうか?

養老保険とは?

保険の中で代表的なものとして、生命保険があります。
生命保険は、毎月保険料を支払い、もしもその期間中に被保険者が死亡、もしくは重度障害状態になったときに保険金を受け取ることができるというものです。

しかし、その期間を何事もなく過ごした場合には、保険金を受けとることができません。
そのため、保険期間中に亡くなった死亡保険金だけではなく、一定期間が経過して健在だった場合には満期保険金を受け取れるようにしたのが養老保険です。

養老保険の保険期間には年満了と歳満了があり、年満了の場合は10年、20年と期間を定めます。
歳満了の場合は、60歳や70歳になった時が満期となります。

万が一の場合に備えながら、同時に資産形成ができるというのが、養老保険の特徴です。
60歳以前に満期になるよう設定すれば、公的年金では対応できないタイミングでの生活資金にすることもできるでしょう。

養老保険のメリットとデメリット

養老保険のメリットとして、まずは保険期間を自由に設定できるという点が挙げられます。
そのため、子どもの大学進学時期などライフイベントに合わせて万が一に備えつつ、進学資金を貯めることが可能です。

また、退職する時期に合わせて満期を設定し、老後の生活資金に備えることもできます。
保険金の金額を自分で設定できるのもメリットです。

万が一の場合の死亡保険金も満期保険金と同額になっているため、もし保険に加入して早期に亡くなってしまった場合でも、満期を迎えた場合と同額を受けとることができるのです。

一方、デメリットとしては、万が一の保障と貯蓄を兼ね備えているため、毎月の保険料が高くなってしまうという点があります。
死亡保障のみの、いわゆる掛け捨ての生命保険よりはかなり高いでしょう。

途中解約した際は解約返戻金を受け取ることができるのですが、払込保険料よりもかなり少なくなってしまいます。
そして、多くの場合、満期保険金も払込保険料より少なくなるため注意が必要です。

まとめ

養老保険は、万が一に備えながら資産形成をしたいという人におすすめの保険です。
生命保険と貯蓄を兼ね備えているため、死亡時には満期保険金と同額を受け取ることができ、それ以降の保険料は支払う必要がありません。
保険料を毎月無理のない金額に設定して支払い、満期を迎えた場合や死亡した場合などにまとまった金額を受けとることができるのです。
しかし、保障を兼ねているため保険料は高めであることは留意しましょう。

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