変額保険にはどのような種類があるのか解説します

資産運用型保険

変額保険は、近年特に注目されている保険です。

しかし、変額保険にはいくつかの種類があることは知らない人もいるでしょう。

変額保険の種類によって、何が違うのでしょうか?

種類ごとの違いを知っておくと、加入する際の参考になるでしょう。

変額保険の種類について、解説します。

有期型変額保険の特徴

変額保険には、主に3つのタイプがあります。

有期型と終身型、年金保険型というタイプがあるのですが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

種類ごとの違いについて、解説します。

有期型変額保険は、加入期間があらかじめ決められている変額保険で、5年や10年などの一定期間が経過すると、満期になります。

その時点で、保険の契約は終了となります。

何事もなく満期を迎えたら、運用成績に応じた満期保険金を受け取ることができます。

また、満期になる前に被保険者が死亡、もしくは高度障害状態となった場合は、死亡保険金を受け取ることとなります。

死亡保険金は、基本保険金額に変動保険金を加算した金額を受け取ることになります。

変動保険金が、運用成績によって変動する変動保険の重要なポイントです。

基本保険金額は、運用成績がどうなろうと変わりません。

イメージとしては養老保険に近く、その金額が変わるタイプのものと思っていいでしょう。

満期保険金は、運用成績によって変化しマイナスになることもあるものの、死亡保険金や高度障害保険金については一定額が定められていて、それより下がることはありません。

終身型変額保険の特徴

終身型と言われるタイプは、保険が一生涯継続します。

解約するまでは継続して、解約したときは解約返戻金が支払われます。

終身型の場合も、運用成績によって解約返戻金の額は変動し、払込保険料を下回ることもあります。

死亡保険金や高度障害保険金に関しては基本保険金額という下限が定められているので、基本保険金額よりも少なくなることはありません。

また、保険の性質上満期保険金を受け取ることはありません。

終身型保険の特徴として貯蓄機能もあるため、老後資金を準備するために利用されるケースもあります。

また、終身保険の死亡保険金は相続財産にならないため、保険の受取人に全額渡されます。

変額個人年金保険の特徴

終身型には、変額個人年金保険というものもあります。

終身、もしくは確定の年金形式で保険金を受け取るタイプの保険で、運用結果に応じて年金原資が増減することになります。

変額個人年金保険では、年金の他に死亡給付金や高度障害給付金も受け取ることができる可能性があります。

上記2つも、年金と同様に運用結果で増減します。

年金額と死亡給付金等は、保険の商品によって最低保証金額、下限が定められているものと決まっていないものがあります。

下限がない場合は、将来の年金額に大きく影響するため、必ず確認してから加入しましょう。

変額個人年金保険には、特定勘定で運用しながら年金を受け取ることができるものや、運用実績次第で最低保証金額が引き上げられるものなどがあります。

定額個人年金と何が違うのかを確認したうえで、加入しましょう。

変額保険は資産運用に向いている保険とも言えますが、その本質は死亡時に備える死亡保険です。

運用を長期にするほど成績も安定しやすいので、できるだけ長く運用することをおすすめします。

まとめ

変額保険には、主に有期型と終身型、個人年金型の3つの種類があり、特徴が異なります。

一定期間加入する有期型は、満期を迎えると満期保険金を受け取ることができ、終身型は一生涯保障が続くため基本的には死亡保険金などを受け取ることとなりますが、途中で解約する際は解約返戻金が支払われます。

個人年金型は、様々な受け取り方があるため、自分の希望に合った方法で受け取りましょう。

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