変額保険より投資信託に向いている人ってどんな人?

変額保険

変額保険は、保険商品でありながら、支払った保険料を投資信託等で運用できる投資商品としての一面もあります。

そのため、保障と資産運用の両方を求めている方におすすめですが、中には変額保険より、投資信託を単体で利用する方が向いている方もいます。

今回は、このような方の特徴について解説します。

変額保険より投資信託に向いている人の特徴5選

以下の特徴を持つ方は、変額保険に加入し、保障と資産運用を並行するより、投資信託を単体で利用する方が向いていると言えます。

・保障がいらない人
・少額から投資を始めたい人
・途中解約する可能性がある人
・NISAやiDeCo(イデコ)の制度を利用したい人
・持病や既往歴があり、保険に加入できない人

保障がいらない人

変額保険に加入すれば、保険期間中に加入者が死亡、または高度障害状態になったとき、死亡保険金や高度障害保険金が支払われます。

こちらが主な保障の内容ですが、このような保障が特に必要なく、投資だけしたいという方は、変額保険ではなく、投資信託を単体で利用する方が向いていると言えます。

例えば、すでに他の生命保険に加入している方などは、変額保険における保障部分が必要ないため、投資信託を選んでも良いでしょう。

少額から投資を始めたい人

変額保険で行われる投資は、月数万円程度の保険料を積立金として活用するものであり、運用実績次第では、受け取れる保険金などが増額することもあります。

しかし、投資信託単体であれば、これよりもさらに投資金額を抑えられる可能性があります。

例えば、金融機関やサービスによっては、わずか100円から始められるものもあり、より少額から投資を始めたい方には、単体の投資信託がおすすめです。

途中解約する可能性がある人

終身型の変額保険は、途中解約することができますが、解約返戻金の金額については、基本保険金額がなく、解約した場合に戻ってくる金額が保障されていません。

また、途中解約した時点までの運用実績が良ければ、解約返戻金の金額が増えた状態で返ってくることもありますが、逆に運用実績が悪ければ、解約返戻金の減額、元本割れのリスクもあります。

一方、投資信託は途中契約の自由度が高く、個人のニーズに応じて柔軟に運用計画を調整できるため、途中解約する可能性がある方は、変額保険より投資信託が向いていると言えます。

NISAやiDeCo(イデコ)の制度を利用したい人

投資信託単体で利用する場合、NISAやiDeCo(イデコ)などの税制優遇制度を活用すれば、より効果的に資産運用が行えます。

もちろん、変額保険にも税制優遇は存在しますが、NISAやiDeCo(イデコ)の方が魅力を感じる方は、無理に変額保険に加入しなくても良いと言えます。

持病や既往歴があり、保険に加入できない人

持病や既往歴がある方は、変額保険に加入しにくいとされています。

こちらは、保険会社から見たときに、健康な方よりも保険金、給付金等を支払う可能性が高いからです。

つまり、このような方が加入することにより、加入者間の公平性が損なわれるため、保険会社は保険契約の引き受けに慎重にならざるを得ないということです。

一方、投資信託は保険商品ではないため、持病や既往歴があっても利用することができます。

そのため、身体の問題から変額保険に加入できないという方は、投資信託を単体で利用し、資産運用の部分だけでもカバーすることが望ましいです。

まとめ

ここまで、変額保険より、投資信託を単体で利用する方が向いている方の特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

変額保険は優れた保険商品であり、投資商品としての一面も持っていますが、必ずしもこちらを選ぶのが正解とは限りません。

投資信託や別の生命保険など、より自身の状況や要望にあった商品を選択する方が、今後の生活は豊かになる可能性もあります。

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