代表的な資産運用型保険
①個人年金

資産運用型保険

保険を「万が一の備え」と考えている人は多いのではないでしょうか?
もちろん、保険にはそのような商品もありますが、実は資産運用型のものもあるのです。
老後の備えとして、安全な資産運用を考えている人は多いでしょう。
そういった人におすすめなのが、資産運用型保険です。
ここでは、その中の1つである個人年金について解説します。

個人年金とは?

日本に住んでいる20歳以上の人は、60歳未満まで全て年金に加入する義務があります。
その場合に加入するのは国民年金、もしくは会社員や公務員向けの厚生年金であり、この2つをまとめて公的年金といいます。

しかし、公的年金で受給できる年金だけでは、老後の生活を不安に感じる人もいるでしょう。
その場合に、年金を上乗せするために加入するのが個人年金です。

一定の年齢になるまで毎月保険料を払い込むことで、受取開始時期になった時一定期間、もしくは終身で年金を受け取ることができます。
この場合、受け取り方は年金と同様の型式か、一括のどちらかとなります。

個人保険にはいくつかのタイプがあり、運用方法の違いで、契約時に決定された予定利率で運用される定額個人年金保険と、投資信託などを選択して運用される変額個人年金保険があります。

また、運用を日本円建てで行うか、外貨建てで行うかという違いもあります。
そして、受取期間が終身の終身年金と一定期間の確定年金、保険料の払い込みが分割と一括のどちらか、といった違いもあります。

個人年金のメリットとデメリット

個人年金に加入するメリットとしてまず挙げられるのは、老後資金を準備できるという点です。
老後2,000万円問題などもあり、老後に不安を抱える人も多いでしょう。
そんな老後に備えて、ほぼ確実に資産を貯めることができるのです。

また、支払った保険料は個人年金保険料控除の対象になるため、確定申告の際に所得税の控除を受けられます。
ただし、そのためには契約時に特約を付加して一定の条件を満たしている必要があります。

個人年金のデメリットとしては、中途解約をした場合は元本割れしてしまう可能性があるという点です。
受取時期が決まっているので、途中で受け取ることはできず、中途解約になると満額で受け取ることができません。

そのため、契約をする前に保険料を支払うのに無理がないか、将来的な生活の変化を踏まえた上で判断しなくてはいけません。
払込の計画をしっかりと立てて、検討して加入して下さい。

まとめ

個人年金は、老後の生活を考えて資産運用をするのに向いている保険です。
自分が希望する投資方法に合わせて、投資信託や外貨建てなども選択することができるため、貯蓄よりも増やせるかもしれないのです。
まずは、老後に必要な資金を計算して、受け取る時期や期間、支払うことができる保険料などを考えてみてください。
それに合わせて、加入する保険を決めましょう。

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